Nursing Study
結核病棟における24時間の看護業務内容の考察
八板 作子
,
竹内 和泉
,
吉井 良子
,
光吉 昱子
pp.77-86
発行日 1963年9月1日
Published Date 1963/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912025
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はじめに
聖路加国際病院看護業務内容の考察という一連の調査に私達は結核病棟を担当しました。結核病棟は七舎とアイソレーションに分かれていて,アイソレーションは胸部手術の回復室,七舎は療養所に準ずる性格の病棟ですからその特徴がそれぞれどのように現われ,その結果が結核病棟としての総台的な特徴がある程度つかめるのではないかと考えて調査しました。
①病棟状況:病棟の状況を簡単に説明しますと,アイソレーションはベット数6床で週平均3例の手術で1962年では肺切除27例,胸郭成形術47例でした。調査期間中は開胸2名,肺ハクヒ術1名で病棟の動きは平常通りの状況でした。七舎はベット数23床で昨年,年間入院患者73名,1人平均入院期間は約3ヵ月であります。調査期間中は入院患者平均20名でうち重症患者1名でありました。
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