附録・写真でみる看護技術・36
耳鼻咽喉科の看護
金山 きぬ子
1
,
角張 光子
2
1東京逓信病院
2耳鼻咽喉科
pp.73-92
発行日 1957年2月15日
Published Date 1957/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661910290
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一般に耳鼻咽喉科は技術的専門的な面の多い科だと思われていますが,それほど特別に難かしい看護や治療介補があるというわけではありません。私達看護婦の仕事は,その時,その時の状況によつて医師と共に患者さんの身になつて,どんな事でも親切に,出来るだけ努めると云うことであると思います。これは誰にとつても困難なことではありますが,難かしいからと云つて公式通りの味のない行動をとるわけにはまいりません。そして,どんな看護でも,その患者さんに対して正しく行動することはなかなかの至難であることを痛感致します。この様にして私達は患者さんと医師との間にあつて有意義なしかも張のある毎日の仕事を終るわけです。
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