発行日 1949年5月15日
Published Date 1949/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661906464
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1943年11月14日 オマハ(ネブラスカ)ウオールドヘラルド誌より改訂
病人の看護は人類とともに始まる。始めて看護の職に就いたのは男であつた。遠くキリストの降誕以前に,印度で,若い佛教の僧侶達が病人の看護に一身を獻げたのであつた。その當時,印度の書物に書かれてゐた看護の心得は大部分がそのまゝ現在の看護學の參考書に適用されるところのものである。佛教徒がその看護法を支那に傳へ,支那から朝鮮、日本に傳へられたのであつた。
ユダヤ人の宗教では,彼等は始終,病人を見舞つたり,癒したりすることを義務として重んじており,又有名な衞生法典もモーゼの時代に既に發行されていた。
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