ミドルナースの大学院生活ウォッチング・2
専攻を決める
迫田 綾子
1
AYAKO SAKODA
1
1広島大学大学院医学系研究科博士課程前期
pp.445
発行日 2000年5月1日
Published Date 2000/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903468
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大学院は“研究”する所で,貴重な2年間を過ごすための事前準備として,“何をやりたいのか”をしっかりと考えておくことが必要だ.大学院の紹介は,大学や看護協会のホームページで見ることができる.しかしいざ大学院に進学をしようと決心しても,どこの大学にするか,何を専攻しようかと思い悩んだという人が多い.
昨年私が入学した後,数人から進学相談を受けた.関心がとても高いことがわかる.女性が自由に最高教育を受けられる,良い時代になったものである.年齢は海外留学中の2人を含めて,20代から50代.実際に進学した人は,今のところ50代のNさん1人.生涯学習として,心理学をやりたいとチャレンジされた.「もう仕事には何の未練もないわ」とあっさりと退職し,生き生きと女子大生をしている.若い時に心にしまっていた心理学への思いに,やっと鍵を開けることができたのである.
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