連載 白い恋人たちへの応援歌[私の病院探訪記]・1【新連載】
死の淵で聞こえた看護婦さんの声
向井 承子
pp.48-51
発行日 1992年1月1日
Published Date 1992/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900546
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誰にでも,忘れ得ない時間というのがある.
自分が根底から揺さぶられるような体験と出会いながら,人はその人にしかない人生を紡ぎ続けているようだ.思い出せば,限りない体験が過去に向かって連なっている.中でも忘れ得ないものに,病み患った日日のことがある.
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