—日本助産師会の新会長に選任された—近藤潤子天使大学学長

　日本助産師会（旧・日本助産婦会）は日本における唯一の助産師による職能団体であり，現在は7,000人の会員を擁しています。一時は開業助産師が衰退状況にあり，存続を危惧する声も聞かれましたが，日本の助産師の根っこはしっかり張っていました。社会の変化をバックに，出産を産む人のものとする助産のパラダイムを確立しようという動きが若手中堅助産師を中心に顕著となってきました。それとともに，日本助産師会への結集率が高まり，ここ数年脱皮へのトライを続けています。

　去る5月13日には創立75周年記念式典とともに通常総会を開催，新会長に近藤潤子天使大学学長を選任しました。近藤新会長は教育畑出身ですが，現代の助産師のかかえる問題を十分に理解され，唯一の職能団体の長として，社会に助産師の存在を広く深く知らしめていきたいと抱負を語っています。