特別寄稿
母乳育児援助で出会ったすてきな母と子
熊谷 則子
pp.1001-1006
発行日 1999年11月25日
Published Date 1999/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902292
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私が母乳育児援助に真剣に向き合い始めたのはまだ日は浅く3年前からです。それまで,施設勤務時代は「母乳が出なければ,ミルクがあるからね」と簡単に済ませていました。そして,緊満のとれないままの褥婦さんが退院する時も「おめでとう。がんばってね」の一言で,サヨナラしていました。「何かあったら言ってね」とは言うものの,お母さんたちにとって退院後の病院への気楽な電話は,難しかったと思います。
入院中は押しつけ看護をし,自分の満足感だけであったのではと,いまになって反省点を多々感じています。
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