分娩体験記
すてきなお産へのお誘い
外間 洋子
pp.168-172
発行日 1984年2月25日
Published Date 1984/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206406
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いま,こうしてペンを持つ私の横で眠る我が子は生後2か月を迎えました。出生時体重2,600gは,小柄な私にとってはちょうど良い大きさでした。いまでは,我が子を抱く手が疲れるほどに成長し,手作りのテルテル坊主のモビールを眼で追い楽しんでいます。
私にとって初めての妊娠・出産・育児という体験は,私にいろいろなことを教えてくれました。その経過もさることながら,精神的な変化については,体験の重みというものを身をもって感じさせられました。いままで理解していたはずのものが単に表面的でしかなかったように思えます。助産婦といえども,周囲の言葉に一喜一憂したこともありました。
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