クローズ・アップ
—厚生省母子保健課に初の助産婦の専門官誕生—岩澤和子さん
pp.89
発行日 1995年2月25日
Published Date 1995/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901179
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厚生省は国民の保健行政を司る要であり,助産婦活動に密接な母子保健に関わる施策は,児童家庭局に所属する母子保健課が担当している。母子保健の政策立案と実施を国レベルで展開する母子保健課は,助産婦活動のバックボーン的存在とも言えよう。
ところが,1994年10月まで母子保健課には助産婦が配属されていなかったため,日本助産婦会をはじめとする助産婦界では,長年にわたり助産婦の専門官の誕生を渇望してきた。母子保健課でも時代の変化や新しく改正された「母子保健法」の施行などにあたり,助産婦の適任者を求めていた。そして,さまざまな条件にピッタリはまったのが,国立公衆衛生院に勤務していた岩澤和子氏。
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