特集 これからの助産婦のありかた
現代の母子保健と看護者
木下 正一
1
1賛育会病院
pp.10-11
発行日 1967年7月1日
Published Date 1967/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203421
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女性,母性の特性
人類が,人間が願うところのものは,いうまでもなく平和と幸福であり,その上に繁栄を期待できる一生であろう.
政治や行政についても,そのすべての面にわたって国民の共通の願いである,このことを実現するのを,最高の目的とするものではないか.この平和と幸福の人生を送るために,人間がどうしても身につけなければならぬのは何であるか.それは男女両性が,お互いを異性としてはっきり認識しあい,おのおのを必要欠くべからざる伴侶であることを,しっかりとつかみ,男女異質の正しい認識をふまえた平等,同権に立った協力と融和の生活をいとなむことと考える.
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