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お中元とお歳暮
pp.53
発行日 1959年7月1日
Published Date 1959/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611201721
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「お中元」と「お歳暮」といえば年に2度の贈答シーズンです.御世話になつている人,恩人などに対して御機嫌伺いとお礼の意味をこめて何かを贈るのはよいことです.何を選ぶかといえば,相手に喜ばれるものが最上ですが,この場合品物に重点をおかず挨拶の方におくことにすれば別に月並みなものを持参しても悪いことではありません.
子供さんのいる家庭にはお菓子でも…とつい考えがちですがこれはあまりよいことではありません.子供は自分がもらつたと思うとすぐ食べたがるし,食べてしまつた後には子供にとつては何の感激もないからです.そのほかありふれた簡単に買えるようなものはさけるべきです.何にしてよいか見当のっかないときは,家族の一員を名ざして贈るのも一つの方法です.
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