特集 脳卒中下肢機能の徹底改善
今月のハイライト
pp.122-123
発行日 2023年2月10日
Published Date 2023/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202740
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脳卒中患者の下肢機能は歩行や日常生活動作(activities of daily living:ADL)を規定する重要な要素です.ADL評価においてもBarthel indexではその約60%を移乗や歩行などの移動項目が占め,Functional Independence Measure(FIM)では運動項目13項目のうち5項目が移乗・移動項目であり,下肢機能はADLに大きな影響を与えていることがわかります.脳卒中患者が退院時に歩行が自立できるかどうか,下肢機能はその後の在宅復帰や社会復帰に大きくかかわってきます.本特集では,脳卒中患者の下肢機能を徹底的に改善するために,どのような基礎的なリハビリテーション治療を用いるか,また,効率的かつ効果的に実施するにはどうすればよいか,について諸先生方に論じていただきました.
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