公募特集 コロナ禍からWithコロナ時代へ—リハビリテーションの変化
公募特集企画にあたって
「総合リハビリテーション」編集委員会
pp.1418-1419
発行日 2022年12月10日
Published Date 2022/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202685
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は,2019年12月に,中国の武漢市で最初の感染者が報告されてから,わずか数か月ほどで世界的なパンデミックとなりました.これまで経験したことのない事態により,リハビリテーション領域や介護,福祉,地域ケアにおける臨床の現場はその対応に追われました.本誌第48巻第9号(2020年9月号)では,緊急特別企画「新型コロナウイルス感染症 現場レポート」として,感染拡大当初における現場での対応の様子をリハビリテーションの各現場からレポートしていただきました.
さて,新型コロナウイルスの出現から3年が経過した現在においても,まだ,感染の終息はみえず,いわゆるWithコロナ時代となっています.コロナ禍により,リハビリテーション領域,介護,福祉,地域ケアにおける感染対策は大きな変革を強いられました.単に,患者さんや利用者さんに接するときの対応だけでなく,面会,集団での活動など「活動と参加」をゴールの一つとするリハビリテーション業界にとっては,逆風が継続している状態です.外出や通いの場の利用の減少などで,高齢者の心身機能への負の影響が懸念されています.また,関係者同士の「顔の見える」関係のための集まりも減り,連絡方法においても変革が続いています.
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