特集 小児運動障害(運動症)のリハビリテーション
今月のハイライト
pp.630-631
発行日 2021年7月10日
Published Date 2021/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202260
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小児分野のリハビリテーション医療の対象疾患は,神経疾患,筋疾患,骨・関節疾患,脳血管疾患,発達障害,内部障害など多岐にわたります.そのなかでも運動障害(motor impairment)に対するリハビリテーションは,従来の重度脳性麻痺や重症心身障害児を対象とした伝統的なアプローチにとどまらず,精神疾患の診断・統計マニュアル,第5版(Diagnostic & Statistical Manual of Mental Disorder, 5th ed;DSM-5)の運動症群(motor disorders)に含まれる発達性協調運動症への対応など,時代のニーズに合わせて刻々と変化しています.またコロナ禍による子供の体力低下も強く懸念されています.本特集では,小児の運動障害(運動症を含む)のリハビリテーションにかかわるさまざまな専門家に,その現状と課題を解説していただきました.
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