特集 随意運動とその障害
今月のハイライト
pp.1031
発行日 1996年11月10日
Published Date 1996/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108232
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■随意運動の中枢神経機構について,特に小脳と大脳基底核に焦点をあてて解説
小脳と大脳基底核は共に随意運動の発現や制御に深く関わっているが,外部刺激と内部刺激という2つの状況(状況依存性)を考えると,小脳は外部刺激の運動により多く関与しており,大脳基底核は内部刺激により依存する運動に関与している.それぞれの部位が障害された場合に生じる運動障害の病態や,外部の情報がいかに運動に影響するかがよく理解できる.(長岡正範氏,1035頁)
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