特集 脳卒中―社会生活を支援する
今月のハイライト
pp.1117
発行日 2004年12月10日
Published Date 2004/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102762
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地域リハビリテーション(以下,リハ)支援に関わり持つ先生方から脳卒中者の社会生活支援をまとめていただいた.在宅脳卒中者が対象とは言っても,それぞれの立場によって取り組まれている内容は異なっていた.しかし,在宅脳卒中者が生き甲斐を得るために,脳卒中者の心理状況を把握する,参加に最良の場を設定する,わずかな改善・変化も見逃さない細かい観察を行う,障害者の目標へ共感を持つ,などが重要であることを,どの著者も指摘している.
また,今回は,小林憲吾氏,志村和樹氏,野田博明氏の3人の方から「どのような支援で現在の生活を取り戻すことができたか」をテーマに,体験記をご寄稿いただいた(1145頁).いろいろな不安をもちながらも,意欲的・積極的に生きている姿勢がうかがえる.
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