特集 地域リハビリテーションの現在
今月のハイライト
pp.205
発行日 2003年3月10日
Published Date 2003/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102688
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平成12年4月に介護保険が導入されて以来,各地で地域ケアや地域リハビリテーションを支える社会資源が拡充され,サービス量が増加している.しかしその一方で,介護保険によるサービスの限界が指摘され,サービス量の不足だけでなく,ケアマネジャー(介護支援専門員)の認識不足や力量不足などが問題にされている.なかでも,適切なサービス計画が立案・遂行されず,当事者の能力が引き出せていない,サービス内容が人的援助に偏っている,福祉用具が適切に利用されていない,介護保険対象外の障害者に対するサービスが不足しているなど,地域リハビリテーションの根幹に関わる問題が浮き彫りになってきている.そこで今月の特集では,介護保険の導入後,社会福祉法による支援費制度の導入前夜という社会情勢を念頭に,地域リハビリテーションの現状について,それぞれの問題に直接関わっている先生方にご執筆頂いた.
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