特集 ボツリヌス治療とリハビリテーション
今月のハイライト
pp.829
発行日 2012年6月10日
Published Date 2012/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102546
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痙縮はリハビリテーションにおいて,しばしば遭遇する厄介な病態であり,薬物療法,物理療法,ブロック療法,装具療法など種々の方法により対処されているが,必ずしも満足できる効果が得られている訳ではない.一方,2010年に上下肢の痙縮に対する保険適用が拡大されたボツリヌス治療が,痙縮に対する新たな治療法として注目されている.2012年のリハビリテーション医学会でも,脳卒中片麻痺を中心にボツリヌス治療関連の多くのセッションが設けられていた.今回の特集では,リハビリテーションにおいて痙縮が問題となる各種疾患に対するボツリヌス治療に焦点をあて,実際に臨床の第一線で同療法に積極的に取り組んでいる方々に執筆をお願いした.
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