特集 慢性腎臓病と理学療法
EOI(essences of the issue)
pp.683
発行日 2014年8月15日
Published Date 2014/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551106713
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2002年に米国腎臓財団(National Kidney Foundation:NKF)が慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease:KD)の概念を提唱してから10年が経過した.わが国ではCKD患者が1,330万人,国民全体の約13%(成人の8人に1人)がCKDと推計されており,CKDはまさに国民病といわれている.加えて,透析療法患者は30万例に達していることからも,CKDの末期腎不全への進展を阻止したり,心臓病や脳血管疾患発症の予防が重要視されている.さらに近年,代謝面や筋肉面への好影響から運動療法の重要性が注目されており,理学療法士の活躍が期待されている.CKDに対する理学療法が正しい認識のもと,広く拡散することを期待して本特集は企画された.
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