特集 脳科学の進歩と理学療法
EOI(essences of the issue)
pp.615
発行日 1999年9月15日
Published Date 1999/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105383
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最近の脳科学の進歩にはめざましいものがある.神経可塑性の概念はいよいよ脳障害後の機能回復まで実証しようという時代になってきた.学習や行動における脳のメカニズムも明らかにされつつある.それらを理学療法士が知識として保有しているか否かは,障害の理解と理学療法の展開に何らかの違いを生む可能性があると言えよう.認知領域を中心に理学療法分野にも脳科学の発展の影響はみられる.しかし,理学療法全般的には脳科学の進歩に対応はできていない.本特集では理学療法に関係の深い研究領域を取り上げて解説し,理学療法への展開のヒントを示していただいた.
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