特集 脳卒中理学療法の効果
EOI(essences of the issue)
pp.227
発行日 1997年4月15日
Published Date 1997/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104749
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脳血管障害は周知のように理学療法の対象として最も頻度が高く.すでに多くの評価治療の研究が成され,それゆえその理学療法の効果があることは半ば先験的に自明のこととして受け止められています.しかし自然経過による回復過程を超える治療効果に関して,検証し得た報告は必ずしも多いとはいえないのではないでしょうか.筆者は無論『効果はある』という立場に立つものですが,いかなる治療を選択し,どの様なデザインで検証すべきなのかを改めて問いたいというのが今回の企画の目標でした.
いずれの特集論文も,『理学療法の有効性』という基本的でありながら困難な課題に真摯に向かう気迫が感じられるものになっています.読者諸兄姉の率直なるご意見ご批判をいただければ幸甚です.
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