特集 疼痛
essence of the issue
pp.147
発行日 1995年3月15日
Published Date 1995/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104234
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■疹痛の生理もこうしてまとめるとよくわかる(横田敏勝論文)
物理的刺激に侵害受容線維がまず反応して痛みが起こり,いったん消える.10数秒後,炎症によって発痛物質(プラジキニンなど)と発痛増強物質(プロスタグランジンE2,セロトニンなど)とが痛みを引き起こす.数10分以上たつと白血球のお出ましそれらの刺激は対側の前外側索を上向して脳幹で二分.外側系は視床経由で体性感覚野に痛みを伝える.視床痛や幼視痛はこの外側系の障害で,求心路遮断痛と言う内側系は視床を経由して大脳辺縁系に不安や苦しみを伝える.このほか,疼痛抑制系や慢性痛についても解説していただいた.
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