増刊号 臨床血液検査
I.形態学的検査
2.その他の検査
1)溶血性貧血の検査
(1)溶血性貧血と生体
松本 昇
1
1山口大学医療技術短期大学部
pp.88-89
発行日 1991年6月15日
Published Date 1991/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543906488
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溶血とは,赤血球膜が破れてヘモグロビンが血球外に流出する現象である.溶血が主要原因となって血液中のヘモグロビン濃度が減少した病態を溶血性貧血(hemolytic anemia)と総称する.
溶血性貧血の検査は,①溶血の存在を裏づける検査,②溶血の原因を明確にする検査,③貧血の代償機序を示す検査,に分けられる.
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