ワンポイントアドバイス
生理検査…患者への対応のコツ—(4)医療事故への対策
澤﨑 憲夫
1
1阪大病院中検
pp.346
発行日 1990年4月1日
Published Date 1990/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543900093
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生理検査での患者対応のコツについて種々述べてきましたが,生理検査は患者を直接検査する検査であるため,医療事故につながる可能性があります.そこで今回は,事故を起こさせないようにするための対策や対応策について述べます.
問題のある検査は,患者の身体に負荷のかかる肺機能検査やマスター2階段心電図検査など簡単で手軽な検査で通常よく行われている検査です.肺機能検査では,患者さんが努力しすぎて発作が誘発されたり,酸欠状態になったりした場合の対応や処置について考えておかなければなりません.また負荷心電図検査では,階段での転倒や発作などに気をつけていなければなりません.
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