書評
ENGアトラス—めまい・平衡機能障害診断のために
山本 昌彦
1
1東邦大
pp.1294
発行日 2017年11月1日
Published Date 2017/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543206999
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ENGの重要性を再認識させる著者渾身の一冊
この度,医学書院から『ENGアトラス』が出版された.著者は小松崎篤先生(医科歯科大名誉教授)である.
小松崎先生は,わが国のめまい・平衡障害疾患を牽引してきた先生で,この世界では知らない人はいない.先生は,私の師匠であり恩師である.既に大学を退職されてから20年近くになった今,なぜENG(electronystagmography)なのだろうか.また,このような400ページを優に超える著書のなかに芸術的ともいえる700余枚のENG記録を収録して出版されるエネルギーに,弟子の私は唖然となり,内容を見て二度三度と感激している.
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