エトランゼ
覚えても何の得にもならない英語—floccinaucinihilipiliphication
常田 正
pp.825
発行日 1986年6月1日
Published Date 1986/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543203777
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「一番長い英語の単語はナーンダ?」「それは"smiles",sとsとの間が一マイルもあるから.」というのは児戯の類.中学生くらいになると"fioccinaucinihilipiliphication"くらい知ってないと威張れない.「フロクシナウシニヒリピリフィケイション」と一息で発音できるまで人のいない所で練習するとよい。「フロクサイナウシナイヒリパイリフィケイション」と発音するとさらに大仰に聞こえる効果あり.その意味は-nihil-がまん中にあるのを見ても見当がつくだろう,「虚飾」,「なんにもないこと」.
以下,練習問題:extraterritoriality(治外法権)19字,antidisestablishmentalianism(英国国教会破壊運動反対主義)28字.supercarolfrillgesticaspianadocious(メリー・ポピンズの呪文)35字.pneumonoultramicroscopicsilicovolcanokoniesis(肺じん症)45字.
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