基礎実習講座
標準溶血液の作り方と判定
堀越 晃
1
1筑波大学病院検査部
pp.259-262
発行日 1984年3月1日
Published Date 1984/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543202999
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血清反応における溶血の判定は,補体結合反応や溶血反応の結果,陽性または陰性あるいは定量値として記録される.また,赤血球凝集反応の際にも溶血現象が観察される場合は記録される.
これらの各種血清反応の結果のうち,溶血あるいは非溶血の区別をする抗ストレプトリジンO価測定では,どの単位から溶血しているかがはっきりすればよいのに対し,梅毒血清反応の緒方法の判定では,完全溶血,不完全溶血,不溶血として区別している.しかも,その中で不完全溶血を段階に応じて3',2,2',1,1',?と細かく判定して,反応の溶血度を表現している.
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