Laboratory Practice 〈生理〉
頸動脈エコー検査の際に甲状腺腫瘤をみつけたら
土居 忠文
1
,
宮崎 詩織
1
,
宮尾 恵示
1
1高知大学医学部附属病院検査部
pp.804-806
発行日 2014年8月1日
Published Date 2014/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543104368
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はじめに
頸動脈エコー検査の際に甲状腺腫瘤をみつけたら検査技師はどうすればよいのだろうか.その対応は施設によって異なる.当院においては原則として,ルーチン検査では,依頼された臓器・部位を検査することを目的としている.頸動脈エコー検査においても,限られた時間のなかで,頸動脈に集中して検査を行うことが重要であると考えている.周辺臓器(甲状腺,顎下腺,耳下腺など)を丁寧に描出し検査を進めることはない.しかしながら,頸動脈エコー検査中に,甲状腺腫瘤がたまたま描出されることがある.このときの検査技師の対応について,当院における現状を述べる.
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