コーヒーブレイク
冷子と雪子
衣幡 美貴
1
1都内大学病院検査室
pp.657
発行日 2003年7月1日
Published Date 2003/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543101468
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「わたしのほうが役に立つわよ!」
「いいえ,あたしよ!」
顕微鏡も眠る丑三つ時,某病院検査室に周波数の高い声が響いていた.声の主は4℃に設定されている冷蔵庫の冷子と,-80℃に設定されている冷凍庫の雪子.二人とも冷やすことが仕事なだけあって,性格も冷ややかで冷たい.言葉の節々にトゲがあり,温かい言葉などかけたことがないと思われる.
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