ラボクイズ
一般検査 1
吉野 一敬
1
1北海道立苫小牧病院検査科
pp.724
発行日 2005年8月1日
Published Date 2005/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543100083
- 有料閲覧
- 文献概要
一般検査のうち嚢胞液の検査は,検体や検査の取り扱いが難しいもののひとつです.
問題1 症例:発症時年齢52歳,女性.
縦隔洞に嚢胞があることが判明して他院より紹介された患者です.縦隔洞に楕円形の嚢胞があり嚢胞液を穿刺吸引,嚢胞液は肉眼的に少し粘液性のコーヒー牛乳様検体でした.図1,2は縦隔洞嚢胞内よりの膿汁液より検出したもので大きさは直径が0.2~0.4mmで円形もしくは多型性です.
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.