学会印象記 第54回日本医学検査学会
初参加の日本医学検査学会で刺激・活力を得て,自分なりの考えに
佐野 あゆみ
1
1静岡赤十字病院検査部
pp.695
発行日 2005年7月1日
Published Date 2005/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543100076
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第54回日本検査医学学会が2005年5月13日と14日の2日間,京都国際会館で開催されました.私は,13日の業務終了後,職場の先輩方とともに静岡を出発し,京都へは同日の夜に到着しました.よって学会へは翌14日,1日のみの参加となりました.学会会場は京都駅から地下鉄で20分ほどと立地がよく,周囲は緑豊かで,清々しい気持ちにさせてくれました.
本学会へは初めての参加であり,今回の目的の一つは,演者として示説発表を行うことでした.昨年の中部学会での口演発表の経験はありましたが,示説発表は初めての経験でした.ポスター展示会場に行き,発表風景を目の当たりにしてみると,示説発表は聴衆の方々との距離がかなり近いことに驚きました.大勢の人たちが人垣をつくり,演者を注目しています.私の発表の番が近づくにつれて,さらに大勢の方が集まっているように感じました.そして,私のポスターを見入ってくださる姿を見て,私の発表内容に興味を持ってくださっていることを嬉しくも思い,同時に厳しい質問をされるのではないかとよりいっそう緊張が高まりました.いよいよ私の番になりました.大勢の方に囲まれ,緊張はピークに達していましたが,とにかく大きな声で,自信をもって発表することを心掛けました.そして,上司や先輩方に見守られ,無事に発表を終えることができました.発表後,他施設の方々から,質問やアドバイスをいただき,貴重な意見交換の場として交流を深めることができ,大変有意義な時間となりました.
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