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遠隔病理診断(telepathology)システム
白石 泰三
1
1三重大学医学部附属病院病理部
キーワード:
遠隔病理診断
,
テレパソロジー
,
テレサイトロジー
Keyword:
遠隔病理診断
,
テレパソロジー
,
テレサイトロジー
pp.1594-1595
発行日 1998年11月15日
Published Date 1998/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542916910
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遠隔病理診断が通常の病理診断と異なる点は顕微鏡と診断者が距離的に離れていることである.顕微鏡画像を取り込み,別の地点でそれを表示できれば原則として遠隔病理診断は可能である.最近はパソコンを使用したテレビ会議システムが市販されており,これら利用すれば比較的安価に遠隔病理診断を行える.しかし,操作性と,術中迅速診断時などの信頼性を考慮すると,実際の運用には専用機の使用が便利である.送信側の装置は,通常,顕微鏡と画像入力装置,遠隔診断装置本体(パソコンとモニタおよび専用ソフトの組み合わせが一般的)から構成され,受信側は同じ診断装置で構成されている.画像の伝送にはNTTのデジタル回線(INS64)が最もよく使われている.
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