特集 出血傾向のLaboratory Diagnosis
Ⅶ.検査機器と問題点
1.トロンボエラストグラフ
大塚 博光
1
,
雨宮 章
1
,
山中 昭二
1
1聖マリアンナ医科大学産婦人科
pp.1432-1435
発行日 1980年11月1日
Published Date 1980/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542915641
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Thrombelastgraph (TEG)は,Hartertによって1948年に考案され,それ以来,血液凝固の第Ⅰ相から第Ⅳ相までの変化を,経時的かつ総合的に記録できる機器として利用されてきた.最近では,直記式のTEG (Hellige製;図1)が考案され,急性DICなどの場合,刻々と変化していく病態に対して高い利用価直が認められている.
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