検査室の用語事典
統計学
土肥 一郎
1
1中央鉄道病院神経内科
pp.625
発行日 1979年6月15日
Published Date 1979/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542915127
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44) Latin square;ラテン方格法
検査のために得られる試料に制限がある場合とか,実験回数が費用とか時間の関係で制限される場合に工夫される実験計画の型である.例えば皮膚に対する照射量と反応との関係を,皮膚の縦方向の区分,横方向の区分を考慮に入れて3要素の効果を分析する場合,照射量D1,D2,D3,D4,縦区域の区分C1〜C4,横区域の区分R1〜R4として,4種類の照射量を縦区域のどの番号の列にも1回ずつ,横区域のどの番号の行にも1回ずつ割り付ける.こうして16か所の反応を測定すると,D,C,Rの主効果を16測定で分析できる.もしこれを2元配置型で行うなら4×4×4,すなわち64測定が必要になってしまう.
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