技術解説
正規確率紙の使い方
井上 喜美雄
1
INOUE KIMIO
1
1東京大学医学部物療内科
pp.727-738
発行日 1963年10月15日
Published Date 1963/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906167
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縦軸に正規確率分布関数による特殊な目盛りを持った方眼紙を正規確率紙(normal probability paper)と呼んでいる。これには横軸が等間隔のものと,対数不等間隔のものとの2種類があって特に後者は対数正規確率紙といわれ,前者と区別されている(付図1.2)。どちらも日本規格協会で容易に入手し得るものである。
まず,簡単な例題をとりあげて本紙の使い方をひととおり説明する。その後二,三の統計用語の復習をした上で確率紙の構造を述べ,次に少し面倒な技術を要する例題の解説を行ないたい。
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