特集 超音波検査の技術と臨床
Ⅰ.基礎
2.新しい手法
8)3Dの進歩(2)産婦人科領域
金西 賢治
1
,
秦 利之
1
Kenji KANENISHI
1
,
Toshiyuki HATA
1
1香川医科大学母子科学講座
pp.1246-1250
発行日 2001年10月30日
Published Date 2001/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904914
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はじめに
超音波断層法は産婦人科領域の日常診療において今や必要欠くべからざる診断法となっており,さらに近年のコンピュータ技術の急速な進歩に伴い,三次元画像構築の処理時間が著しく短縮したことで,三次元超音波も広く臨床応用されるようになりつつある1~5).従来の二次元超音波断層法では,対象の二次元断面像を頭の中で三次元構築させるため長年の経験と習熟を必要としたが,三次元超音波法を使うことで,比較的簡単に立体構造を把握することが可能となった6~8).
本項では産婦人科領域における三次元超音波法の有用性と将来におけるその応用について述べる.
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