今月の主題 深在性真菌症
解説
深在性真菌症の血清診断
大林 民典
1
Taminori OHBAYASHI
1
1自治医科大学臨床病理学教室
キーワード:
菌体成分検出法
,
(1→3)―β―D―グルカン
,
カリニ肺炎
Keyword:
菌体成分検出法
,
(1→3)―β―D―グルカン
,
カリニ肺炎
pp.157-162
発行日 1999年2月15日
Published Date 1999/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904001
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深在性真菌症の血清診断法,特に菌体成分検出法は早期診断に貢献するものとして期待されている.確実な成果を上げているものにCryptococcous英膜多糖抗原を検出するラテックス凝集反応と接合菌以外のすべての真菌による深在性真菌症をスクリーニングするための(1→3)―β―D―グルカン測定系とがある.最近,深在性真菌症であることが判明したカリニ肺炎でも血清(1→3)―β―D―グルカンが上昇し,診断および治療経過の判定に役だっている.
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