今月の主題 臨床化学とHPLC
総説
医療とHPLC
福島 健
1
,
今井 一洋
1
Takeshi FUKUSHIMA
1
,
Kazuhiro IMAI
1
1東京大学薬学部生体分析化学教室
キーワード:
HPLC
,
臨床診断
,
血中薬物濃度モニタリング
Keyword:
HPLC
,
臨床診断
,
血中薬物濃度モニタリング
pp.1237-1242
発行日 1996年11月15日
Published Date 1996/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903154
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HPLCは,多成分を同時に検出定量できる特徴を持つため,医療現場において臨床診断と血中薬物濃度モニタリング(therapeutic drug monitoring;TDM)に活用され,現代の医療に大きく貢献するようになった.
現在広く使われているHPLCは,分離能の向上や蛍光,化学発光検出*による検出の高感度化,および高選択化,コンピュータ制御による機器の自動化によって,21世紀の医療においておおいに活用される傾向にある.〔臨床検査40:1237-1242,1996〕
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