今月の主題 常在菌
常在菌の同定とその感染
Staphylococcus epidermidis
小林 寛伊
1
Hiroyoshi KOBAYASHI
1
1東京大学医学部附属病院感染制御部
キーワード:
コアグラーゼ陰性ブドウ球菌
,
易感染患者
,
Staphylococcus epidermidis
Keyword:
コアグラーゼ陰性ブドウ球菌
,
易感染患者
,
Staphylococcus epidermidis
pp.539-546
発行日 1994年5月15日
Published Date 1994/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901964
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コアグラーゼが陰性ブドウ球菌は,かつては,その病原性に疑問が持たれていたが,人工臓器手術などに関連して病原性が明白となり,さらに急速な易感染患者の増加に伴って,病院感染の原因菌として重要な位置を占めるに至った.しかも,薬剤耐性の株が少なく,バンコマイシン耐性株も報告されている.このような状況において,コアグラーゼ陰性ブドウ球菌感染症対策は,重大な課題となっている.
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