Japanese
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資料
神経芽細胞腫検査―尿の汚染防止についての検討
Mass Screening for Neuroblastoma:Investigation of Bacteria of Contamination and its Counterplan
沼田 公介
1
,
楠井 晴雄
1
,
平田 史朗
1
,
澤田 淳
2
Kosuke NUMATA
1
,
Haruo KUSUI
1
,
Shiro HIRATA
1
,
Tadashi SAWADA
2
1大阪血清微生物研究所(奈良センター)
2京都府立医科大学小児科
1OSAKA KESSEI Research Laboratories (NARA)
2Department of Pediatrics, Kyoto Prefectural University of Medicine
キーワード:
VMA
,
HVA
,
尿の汚染
,
塩化ベンザルコニウム
,
汚染防止用容器
Keyword:
VMA
,
HVA
,
尿の汚染
,
塩化ベンザルコニウム
,
汚染防止用容器
pp.401-404
発行日 1991年4月15日
Published Date 1991/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900563
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神経芽細胞腫検査において細菌汚染によって尿中クレアチニン,VMAおよびHVA量が変化することを10名の乳幼児の尿を使って調べた.その結果,37℃で10日間保存した尿のクロマトグラムに未知ピークが出現した.また,クレアチニン分解菌を10名の尿に添加すると,37℃で10日目にクレアチニン,VMA,HVAが低下した.塩化ベンザルコニウム(尿中濃度0.5%)を尿に添加した結果,細菌による影響はなく,クロマトグラムにも変化はなかった.
防腐剤付着濾紙を入れた採尿容器を考案した.測定機器に適した防腐剤を選択できるので,どの測定機器にも応用できるものと考える.
Copyright © 1991, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.