検査レポート作成指南・23【最終回】
血管超音波検査編
佐藤 洋
1
1関西電力病院臨床検査部
pp.201-213
発行日 2018年2月15日
Published Date 2018/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201516
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■序言
血管超音波検査は,血管領域の検査にもかかわらず,美しい診断価値の高い画像を記録したとしても,報告書が適切に書かれていなければ,十分な検査を行ったとはいえない.
■検査報告書を書く前に
わかりやすい報告書を書く前に,まず正しい検査が実施できているということが重要である.
①検査部位の解剖が理解できている,②主治医からの依頼内容が理解できている,③検査結果が自分のなかで十分に理解できている,④診断が正しい,⑤治療法が理解できている,⑥他の画像診断や検査データを検査者自身が読める,⑦正しく装置を扱える,⑧鑑別診断が必要となる疾患を知っている,などの項目をクリアしたうえで,検査や報告書作成に臨んでいただきたい.
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