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今月の特集2 検査室が育てる研修医
微生物検査・感染制御センターが育てる研修医
Infectious diseases and clinical microbiology residency programs coordinated by infection control division and clinical microbiology laboratory
奥住 捷子
1
,
吉田 敦
1,2
,
福島 篤仁
1,2
,
岡本 友紀
1,3
,
鈴木 弘倫
3
,
蘇原 由貴
1,4
,
田中 由美子
1
,
早川 千亜紀
1,5
1獨協医科大学病院感染制御センター
2獨協医科大学感染制御・臨床検査医学講座
3獨協医科大学病院臨床検査センター
4獨協医科大学病院薬剤部
5獨協医科大学病院看護部
キーワード:
微生物検査
,
感染症診療
,
感染制御
,
コンサルト
,
血液培養陽性・抗菌薬適正使用ラウンド
,
届出疾患
,
感染症専門医
,
感染制御認定臨床微生物検査技師
Keyword:
微生物検査
,
感染症診療
,
感染制御
,
コンサルト
,
血液培養陽性・抗菌薬適正使用ラウンド
,
届出疾患
,
感染症専門医
,
感染制御認定臨床微生物検査技師
pp.1540-1545
発行日 2015年12月15日
Published Date 2015/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542200654
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Point
微生物検査と感染症診療は,どちらが欠けても患者の不利益になる.これと併せて,以下の点を研修医に学んでもらう.
●感染症診療の基本となる起因微生物検査とその薬剤感受性試験法を理解する.
●適切な検体採取法と採取時期が微生物検査の結果に反映する.
●培養法(使用培地,培養法と培養期間)や,培養によらない検出法の選択がある.
●微生物の検査は時間が掛かる場合が多い.経験ある検査技師は,作業の経過中でも推定菌名など判明できる.微生物検査技師と信頼関係を構築する.
●微生物検査は緊急対応が必要である.24時間・365日対応できない施設もある.Gram染色標本の判読などをできるようにしておく.
●感染制御・施設内での感染拡大防止には,自分自身の健康管理を含めチーム医療で取り組む.
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