増刊号 ひとりでも困らない! 検査当直イエローページ
Ⅱ章 検査前に必要なチェック
〔検体検査〕
分析装置編—血液検査自動分析機
三島 清司
1
1島根大学医学部附属病院検査部
pp.1063-1072
発行日 2015年10月30日
Published Date 2015/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542200550
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Point
●測定開始前に,検体(検体凝固,採血量,採血管の種類)と分析装置の動作状態(警報音,異常音,液漏れなど)を確認する.
●血球計数(CBC)では検体吸引前の攪拌が,凝固検査では血漿分離のための遠心条件が重要である.
●CBCでは,赤血球恒数〔平均赤血球ヘモグロビン濃度(MCHC)と平均赤血球容積(MCV)〕,血小板数,ヒストグラム,スキャッタグラムの確認が重要である.
●凝固検査では凝固・反応カーブやフィブリン/フィブリノゲン分解産物(FDP)/D-ダイマー比の確認が重要である.
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