今月の主題 血栓症と臨床検査
各論
〈血栓症のリスク因子〉
高感度D-ダイマー
横山 健次
1
Kenji YOKOYAMA
1
1慶應義塾大学医学部内科
キーワード:
D-ダイマー
,
静脈血栓塞栓症
Keyword:
D-ダイマー
,
静脈血栓塞栓症
pp.1129-1132
発行日 2009年10月15日
Published Date 2009/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542102079
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D-ダイマーは安定化フィブリンがプラスミンにより分解されて生成される産物である.D-ダイマーは通常ラテックス凝集法,あるいはELISA法により測定される.D-ダイマーは血栓形成の指標と考えられており,臨床的には静脈血栓塞栓症の除外診断を行うために重要な検査とされている.この目的で検査を行う際には,低値域から測定感度が高いELISA法によりD-ダイマー(高感度D-ダイマー)を測定することがより有用であるとされている.
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