Japanese
English
研究
血液ガス分析機器の相違によるPco2値乖離の検討
Study on Discrepancy of Pco2 Values by Inter Instrument Difference in Blood Gas Analyzer
奥田 忠行
1
,
松井 祥子
2
,
柴原 直利
3
,
関根 道和
4
,
上野 智浩
1
,
大門 良男
1
,
北島 勲
1
Tadayuki OKUDA
1
,
Syoko MATSUI
2
,
Naotoshi SHIBAHARA
3
,
Michikazu SEKINE
4
,
Tomohiro UENO
1
,
Yoshio DAIMON
1
,
Isao KITAJIMA
1
1富山医科薬科大学附属病院検査部
2富山医科薬科大学第1内科
3富山医科薬科大学和漢薬研究所漢方診断学部門
4富山医科薬科大学保健医学
キーワード:
血液ガス分析
,
炭酸ガス分圧値(Pco2)
,
装置間乖離
,
血液ガス標準物質
,
トノメトリー
Keyword:
血液ガス分析
,
炭酸ガス分圧値(Pco2)
,
装置間乖離
,
血液ガス標準物質
,
トノメトリー
pp.553-558
発行日 2003年5月15日
Published Date 2003/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542101188
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〔SUMMARY〕 血液ガス分析機器の炭酸ガス分圧値(Pco2)高値で,メーカー間(ラジオメーター社ABL505とBayer社860)で乖離した事例に遭遇した.コントロール,血液ガス標準物質,トノメトリー試験を用いて原因を検討した結果,血液ガス検体で,pH値,酸素ガス分圧値(Po2)は類似した値だった.Pco2値のみ,Bayer社がラジオメーター社より高値だった原因は,標準物質とトノメトリー試験よりBayer社のリストリクター自体にあることがわかった.Pco2値の乖離の原因追求にはトノメトリー試験と血液ガス標準物質の測定が有用であった.
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