今月の主題 樹状細胞
各論
樹状細胞の分離法
小林 一彦
1
,
田野崎 隆二
2
Kazuhiko KOBAYASHI
1
,
Ryuji TANOSAKI
2
1国立がんセンター中央病院造血幹細胞移植部
2国立がんセンター中央病院臨床検査部輸血管理室
キーワード:
樹状細胞
,
GMP基準
,
GCP基準
Keyword:
樹状細胞
,
GMP基準
,
GCP基準
pp.275-279
発行日 2003年3月15日
Published Date 2003/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542101161
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〔SUMMARY〕 近年,難治性癌に対し,樹状細胞による癌特異的免疫療法が盛んに試みられるようになった.これに伴い,実際の臨床現場でいかに治療の質を担保するかが問われるようになってきている.環境を整備し細胞の汚染を防ぐことは最重要であるが,細胞の分離・調製・保存・投与すべての過程にわたり細胞製剤の性質を損うことなく一定の品質を保つため様々な努力がなされている.本稿では樹状細胞を分離・調製する際のGMP・GCP基準などについて当院での現状を中心に紹介する.〔臨床検査 47:275-279,2003〕
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