今月の主題 輸血・細胞療法と臨床検査
ルーチン検査
赤血球関連検査と自動化
上村 知恵
1
Tomoe UEMURA
1
1慶應義塾大学病院輸血・細胞療法部
キーワード:
リスクマネジメント
,
カラム凝集法
,
固相法
Keyword:
リスクマネジメント
,
カラム凝集法
,
固相法
pp.1089-1094
発行日 2004年10月15日
Published Date 2004/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100563
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〔SUMMARY〕 血液型検査から輸血実施までをシステム化し管理することは,輸血業務のリスクマネジメントの観点から重要である.赤血球関連検査の自動化はシステム化の根幹であり,検査におけるヒューマンエラー防止のために有用である.赤血球関連検査の自動化とコンピュータ(輸血管理プログラム)によるシステム化は,患者輸血データの基本となるABO血液型管理のみならず,検査履歴の検索,遡及調査への対応,輸血歴データの保管などの点においても,安全性向上,業務効率化のために不可欠である.〔臨床検査 48:1089-1094,2004〕
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