病院管理フォーラム リエンジニアリング—PFFCの展開・12
PFFCの評価と成果・問題点と課題(1)
三枝 匡
1,2
1特定医療法人雪ノ聖母会
2経営コンサルタント(株)三枝事務所
pp.174-175
発行日 1999年2月1日
Published Date 1999/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902632
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過去約1年にわたって聖マリア病院の経営革新PFFCの概要を連載してきたが,これら一連の出来事は2年足らずの間に起きたことである.
この連載の初めに解説したとおり,PFFCはもともとトヨタ自動車のカンバン方式が米国に渡り,米国の「情報技術」や「価値連鎖」の考え方と結合することでリエンジニアリングとよばれる手法に敷衍され,それが経営コンサルタントの手を経て米国企業から米国の病院に持ち込まれたものである.もとが日本発の経営手法であるから,日本の病院への適用ができないはずはないとの確信をもって導入への取り組みを始めたが,一応の成果を見るまでには多くの壁を乗り越えなければならなかった.
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