病院管理フォーラム 経営管理・2
新たな日常性の構築「かわらなきゃ」—職種別損益計算の試み(2)
塩谷 泰一
1
1総合病院坂出市立病院
pp.736-737
発行日 1997年8月1日
Published Date 1997/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902184
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前回は職種別損益計算について,①部門設定は診療科別,すなわち医師中心ではなく,各職種部門を医師と同等のレベルに位置付けること,②按分率を設定することにより診療行為点数(収益)を各職種に振り分けること,③費用は部門固有費用のみを各職種に直課し,全体の共通費用は直課しないこと,④全部門で共通費用を回収し全体利益を生み出すこと,⑤病院事業収益を技術料収益・材料料収益・施設料収益に分類し,費用として,それぞれに人件費・材料費・減価償却費などを対応させることを概説した.
本稿では収益に関する職種別損益計算の実際を,診療行為別収益の分類,収益配賦の調整に分けて述べる.
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