特集 病院内規の研究
病院内規について(1)
瀧野 賢一
1
1聖路加国際病院
pp.51-53
発行日 1953年11月1日
Published Date 1953/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541200717
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病院内規は病院の活動を円滑にする為のものである。病院の運営が安定して一定の軌道を走るような状況になれば固定した内規があるのがよい。しかし病院が変換期にある場合にはその運営も日日,状況に即応して変化するので固定した内規をつくることが却つて病院運営の能率を惡くすることがある。それで我々の病院では,毎月,病院管理協議会を開いて,次々に内規をつくり或は改変している。但し一度定めた内規を協議会を経ないで何時の間にか変更するというようなことはしない。この協議会には院長,事務長,管理婦長の他に,各科医長,幹部医員,薬局長,主任栄養士,社会事業部主任及び事務系統の各主任が出席する。
その他,看護業務に関する事項は実際的なこまかい事が多いので毎週1回,管理婦長,病棟主任婦長,外来婦長等が集つて協議し記録をとる。そのうち看護業務についての内規とするものは院長の承認を得て病院管理協議会に於て一般に伝達される。
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